今日、来週から連載開始予定の漫画の予告が公開されました。
正直に言ってしまうと、嬉しさよりも不安のほうが100万倍勝っています。
仕事として漫画を描くのですから
読み手のすべての声を受け入れなくてはいけないのですが
描く側も生きている人間ですので
喜ぶこともあるし
傷つくこともあります。
ベストチャレンジの時にたくさんの意見をいただきました。
とても見ていられない日々もありました。
公式として、また最初から始めることになりますが
内容が大きく変わるわけではないため
同じことが繰り返されるのは容易く予想できます。
絵も上手じゃありません。
話の内容も、人によってはカチンとくるものだと思います。
でも
作家と呼ばれる人は皆、そうだと思うのですが
作品には、作家の持ちうるエネルギーのすべてを注ぎ込んでいます。
大切に大切に世に送り出しています。
すべての人に絶賛されるものなど
この世にあるはずもないのですが
匿名で、たったひとことで自分の作り上げたものが拒絶されてしまうのは
その人には想像も出来ないくらい
深く深く傷つくものです。
言葉は立派な武器になります。
人を消してしまうことさえ、簡単に出来てしまいます。
少しだけ意味を考えてから、「言葉」を送り出してほしいと切に願います。
私の描く漫画が下手くそなのは
十分すぎるほど自覚しているので
「絵が下手」という言葉には
「申し訳ありません。全くそのとおりです」としか言えませんし
上手くなるよう努力しなければいけませんが
私を含め、描く側にはどうすることも出来ない事柄について
責められてしまうのは
申し訳ありませんが受け入れることが出来ません。
私のような者が公式の作家になることが
許せないかたも少なくないのでしょうが
決まった以上、
私は、ただ描くのみです。